柳井化学工業ならではのマンパワーで、一緒に汗を流す。汗を流した分だけ、仲間と顧客からの信頼が厚くなっていく
高い技術力を持っているフジボウグループと出会い、自分が専攻していた研究内容を活かすことができた
出身も大学も山口県で、山口県柳井市にある工場で働いています。大学院は理工学研究科 物質化学専攻で、プラスチックなどの高分子を用いて新素材を作る研究をしていました。フジボウグループは、繊維技術を研磨材技術に転用していて、高い技術力を持っていることと、大学の専攻と大枠で一致していたので惹かれました。人事部の方がスピーディかつ丁寧だったのも入社の決め手になりましたね。
柳井本社工場の製造部製造課は、私のような管理が10数名、工場の従業員を合わせると180名ほどになります。柳井本社工場の大きな特徴は、「受注生産」です。自社製品を作って売っているわけではなく、すべてクライアントから依頼を受けて、レシピに合わせて製造するもので、農薬や医薬品、電材、機能性素材など、製造物は多岐にわたります。そのために、幅広く対応できる設備を持っているのが強みです。
その強みをさらに活かすために、製造過程はすべて手動です。人の手を使った製造は、自動化した工場に比べて、顧客の細かな要望やイレギュラーにすぐ対応できるので、クライアントの絶大な信頼を得ていて、工場はもう何年も3交替・24時間でフル稼働しています。
クライアントと二人三脚で納得できる製品を作る仕事。
釜を人の手できれいに洗い上げるのが柳井の伝統です
所属は製造部製造課ですが、製造に携わりながら営業も行っています。クライアントと打ち合わせをして、製造物のレシピを受け取り、依頼内容を製造担当のメンバーがわかるようにレシピを書き換えたりしながら、品質管理の直前まで一貫して生産管理全体を見るのが仕事です。
デスクワークのほかに肉体労働もあって、製造物を入れ替えるときに、化学工業品を製造する大きな釜を洗浄するのですが、釜の中にほかのメンバーと一緒に入って、手でピカピカにきれいに洗い上げます。人の手を使って洗浄することで、医薬品や農薬などに不純物が入らないように品質を保持するのですが、責任者として率先して釜洗浄に加わることで、メンバーと自然にコミュニケーションが生まれて、一緒に仕事をしている充実感も味わえます。
入社当初、満足する品質の製品ができなかったときがあって、休日、夜間問わず原因調査を行った結果、最終的に自らの力で解決できたときはうれしかったですね。今は仕事の裁量権を委ねてもらえるので、自分のアイデアを反映しやすく、やりがいを感じています。
仕事で失敗を隠すこと、ウソをつくことは、顧客の信頼を失うこと。真摯に誠実に仕事と向き合っています
工場は何年も先までスケジュールが埋まっていて、フル生産が続いています。工場の次の段階として、工場の拡張などで生産能力を上げることも必要で、福井県にある武生工場をM&Aで取得したりしていますが、活況のときだからこそ、「自分だったら次はどうするか」をよく考えます。生産ラインを増強したり、新規事業として研究開発を始めたりすれば、伸びしろはたくさんあるはずです。
フジボウグループに入って10年目になりますが、私が仕事で大事にしているのは、製造業の責任として顧客やメンバーに失敗を隠したり、ウソをついたりしないことです。新しい製品の製造など緊張感を持って仕事をしていますが、大切なのは報告と対応で、最近は真摯に誠実に仕事と向き合えるようになってきたのと同時に、他人を認められるようになってきました。
現在のフジボウグループは研磨材事業が絶好調ですが、次の柱となる新規事業の芽を育てていかなければなりません。ニッチNo.1より、オンリーワンをたくさん見つけることがグループを支えることに繋がると思います。将来的には経営に携わる業務にトライしていきたいし、実力のある人がきちんと評価される会社にしたい。歴史ある会社を私たち世代が担わなければなりません。
業務の一日の流れ
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8:00
出社
メールチェック・返信 -
8:30
工場を巡回し、生産管理項目の確認
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10:00
生産計画や見積りの作成
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12:00
昼食
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12:45
他部署や顧客と打ち合わせ、報告書の作成など
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16:22
退社
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